TOPページ おいしいメニュー&地図 島唄コラム
島唄カフェまるみかなー
島唄コラム
島唄に精通する『いーやーぐゎー』店長・小浜司による、島唄コラム。
Vol.1
「まるみかなー」ってどういう意味ですか?
Vol.2
沖縄のアーティスト10人
Vol.3
追悼・小浜守栄

Vol.4
「十九の春」、知られざる名盤を鑑賞する

Vol.5
「十九の春」を歴史的に考察する
Vol.6
琉球フェスティバル’74
Vol.7
さらに、琉球フェスティバル’75
Vol.8
沖縄音楽ディスクガイド
Vol.9
竹中労の顕彰碑建立

Vol.10
「スピリチュアル・ユニティ」 を斬る

Vol.11
音源に敬意と配慮を

Vol.12
君知るや 小浜守栄

Vol.13 
追悼・照屋林助

Vol.14 
「平成のワタブーショー」を問う

Vol.15 NEW!
本にまつわるエトセトラ 〜多読乱読の読書旅〜

店に飾ってある『琉球フェスティバル’74 (島うた/その風とリズム)』のレコードジャケットを見て、琉球フェスティバルってそんな昔からやっているの? とよく聞いてくる。
「そんな昔にもやっていたんだよ。島うたが今のように市民権を得られず、本土に受け入れられていなかったみたいだよ」
「どうしてですか」
「言葉でしょう。歌の意味がわからないから」
島唄最大のイベントと称されるいる琉球フェスティバル。
今では言葉の壁を乗り越えて、閉塞した日本音楽状況の癒しとなっている、という。
これでいいのか日本帝国!(すみません、つい竹中労氏の言葉を借りてしまいました)
というわけで、 日比谷野音の実況レコードを聴いてみよう。

まず、嘉例(カリー)付け。山里勇吉の『鷲の鳥』。
司会の照屋林助登場。
「沖縄の里々浦々を島うたをとりそろえて持って参りました…、つづいて嘉手刈林昌の赤山…」
五十代の嘉手刈林昌と十代の息子林次との競演。
知名定男が『具志川ナークニー(門たんかー)』を、大工哲弘が『与那国しょんかねー』、照屋林助『職業口説』、金城睦松『ましゅんく節』と続いていく。
絶頂期の山里勇吉の『トバラーマ 』、『六調』は絶品。
そして最後にエイサーからカチャーシーでエンディング。
よくぞこれほどのドキュメント(音源)を、あの頃に残せたものだと竹中労氏のエネルギーには、つくづく感心せずにはいられない。
一度、島唄カフェ「まるみかなー」で、琉球フェスティバル’74ののレコードを聴いてから、今年(2002年)の琉球フェスティバルを観にいくことをすすめます。
デジタルにはなっていません。
『琉球フェスティバル’74』といえばこのレコード→
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