フィーブ(蛇)

ウチナーグチで蛇のことをナガムン(長いもの)とかフィーブという。普通の会話でははジャァ(蛇)といっている。まあハブで代表させている感もある。ハブは化けないけどアカマタはイケメンの男に化けて女をたぶらかすみたい。「みっくゎぬ ふぃーぶん うじらん(盲蛇に怖じず)」沖縄芝居などを見るとたまに聞かれる諺。この「フィーブ」は日本の蛇「日計(ひばかり)」と関係あると思う。咬まれるとその日で死んじゃうのでそう言うらしいが、実際には無毒だという。台湾の「百歩蛇(ひゃっぽだ)」は百歩進むと死ぬという蛇がいる。台湾ハブのことではないか?沖縄のガラスフィーバーは無毒の大型蛇のこと。ところで、蛇に睨まれた蛙を見たことがある。カエルは蛇ににらまれると腰を抜かして動けなくなり、蛇が口を開けると自らその口に中へ身を投じていく。その蛇のことをアタビークェーと呼んでいたが、40年以上も見ていない。

ハブ年

明けましておめでとう、ハブ年ですぞ。スルスルスル…。アトシンチャーサングトゥ(後ずさりはしないで)前かい行ちゃびら!ヤマトのおせちはよく知らないけど、雑煮はおいしい。